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予防接種

 【予防接種】 

 

当院では、新型コロナワクチンインフルエンザワクチン肺炎球菌ワクチン帯状疱疹ワクチン水痘ワクチン子宮頸がんワクチン破傷風ワクチン日本脳炎ワクチンA型肝炎ワクチンB型肝炎ワクチン麻疹・風疹ワクチンムンプスワクチン の接種を行なっています。詳しくは次をご参照ください。

 新型コロナワクチン 

ファイザー社製およびモデルナ社製の新型コロナワクチン接種を行っています。共にオミクロン株(BA.4-5)対応のmRNAワクチンで、mRNA総量はファイザー社製30μg、モデルナ社製 50μgとなっています。上腕部三角筋に筋肉注射を行います。接種日と翌日位までは入浴は控えて頂き、シャワーくらいで済まして頂くことをお勧めしています。接種後2~3週間までは過度な運動も控えて頂ければと思います。ワクチン接種を当院にて希望される方は受診時あるいは電話にて直接当院にお申し込みください。

 インフルエンザワクチン 

当院ではシリンジタイプのインフルエンザワクチンを採用しています。このタイプは1人分リのワクチンが予め注射シリンジに充填されており、防腐剤(チメロサール:エチル水銀チオサルチル酸ナトリウム)が添加されていません。

当院での任意接種の費用は税込3,500円予定です。

 肺炎球菌ワクチン 

肺炎球菌は最も主要な成人肺炎の起炎菌であり、成人肺炎患者様の17~24%を占めると報告されています。当院ではニューモバックス(23価肺炎球菌莢膜多糖体ワクチン(PPSV23):不活化ワクチン)の筋肉内注射を行っており、65歳以上の方もしくは60~64歳の方で心臓・呼吸器・腎臓などに重い障害を持っておられる方が接種対象となります。

2014年から65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、および100歳となる方を公費の補助対象としワクチン(ニューモバックス)接種を受けられます。2024年からは65歳の方のみが公費の補助対象になる予定です。

ワクチン(ニューモバックス)と型が一致していた侵襲性肺炎球菌感染症の予防効果は42.2%であったと報されています。ワクチンの効果は5年以降減弱するとされており、必要に応じて追加接種を受けられる方もいらっしゃいます。

プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV13):不活化ワクチン)は肺炎球菌莢膜多糖体にキャリアタンパクを付加することで免疫原性を高めた構造になっています。プレベナー13接種から1年後にニューモバックスを接種をすることで更に侵襲性肺炎球菌感染症の予防効果が高まるとの報告もあり重症の基礎疾患や免疫低下のある患者様に対してはプレベナー13 → ニューモバックス連続接種も考慮するとされています(65歳以上の成人に対する肺炎球菌ワクチン接種に関する考え方:第4班2023年3月)。当院ではプレベナー13の接種も行っています。

公費補助で行うニューモバックスの接種費用は4,600円です。任意接種の費用はニューモバックスで税込7,000円、プレベナー13で税込10,000円です。

 帯状疱疹ワクチン 

50歳以上の成人を対象に、不活化ワクチンである「シングリックス」、および弱毒生ワクチンである「乾燥弱毒生水痘ワクチン」の接種を行っています。

「シングリックス」は2カ月間の間隔を空けて2回接種(筋注)する必要があります。「シングリックス」は接種後10年でも帯状疱疹発症率が73.2%減少したと報告されています(それ以降も有効かもしれませんが、調査発表がなく不明)。

「乾燥弱毒生水痘ワクチン」は1回の皮下注です。「乾燥弱毒生水痘ワクチン」は約3年間の調査で帯状疱疹発症率が51.3%、帯状疱疹後神経痛の発症率が66.5%減少したと報告されており、概ね5年間は有効と考えられています(それ以降も有効かもしれませんが、調査発表がなく不明)。「乾燥弱毒生水痘ワクチン」は生ワクチンですので免疫機能に異常のある疾患に罹患されている方および免疫抑制剤での治療を受けられている方は、接種することはできません。

当院での接種費用は接種1回あたりシングリックスで税込22,000円、乾燥弱毒生水痘ワクチンで税込7,500円です。  帯状疱疹はこちら

 水痘ワクチン 

成人で水痘にかかった場合は重症になる危険性が高いので、成人(当院では中学生以上)の方で水痘に対して免疫がない方は、生ワクチンである「乾燥弱毒生水痘ワクチン」の接種をお勧めします。生ワクチンですので免疫機能に異常のある疾患に罹患されている方および免疫抑制剤での治療を受けられている方は、接種することはできません。合計2回皮下に接種し、2回目は1回目より3カ月以上(標準的には6~12カ月)の間隔を空けて接種します。1回接種では、その後に水痘患者に接触すると約20%が水痘を発症(軽症ではあるが)するとされており、2回接種で十分な抗体価の上昇のみならず細胞性免疫も増強されることが示されています。

当院での1回の接種費用は税込で7,500円です。

 子宮頸がんワクチン 

宮頸がんを起こすヒトパピローマウイルスに対するワクチンです。4価ワクチン(ヒトパピローマウイルス6, 11, 16, 18型)である「ガーダシル」と9価ワクチン(ヒトパピローマウイルス6, 11, 16, 18, 31, 33, 45, 52, 58型)である「シルガード9」の接種を行っています。共に免疫増強材(アジュバント)を含有した不活化ワクチンです。1年以内に3回接種が必要で、通常2回目接種は初回接種の2か月後、3回目接種は初回接種の6カ月(2回目接種から3カ月以上間隔を空けて)にワクチンを接種します。

小学6年~高校1年の女性の方は定期接種(公費負担)の対象となります。

1997年4/2生まれ~2007年4月1日生まれの女性の方はワクチン接種の積極的勧奨を控えていた時期が定期接種対象時期に相当しますので、令和4年4月~令和7年3月の間に公費負担で子宮頸がんワクチンの接種ができます。令和5年度からガーダシルに加えてシルガード9も公費負担での接種が可能になりました。

スウェーデンからの報告では17歳以前に4価ワクチンの接種を受けた女性では88%の子宮頸がんの減少、17~30歳で4価ワクチンの接種を受けた女性でも53%の減少が認められたとあります( N Engl J Med. 2020; 383:1340-1348)。 

定期接種対象者は費用はかかりませんが、当院での任意接種の費用は接種1回あたりシルガード9で税込27,000円、ガーダシルで税込17,000円です。

 破傷風ワクチン 

不活化ワクチンである「沈降破傷風トキソイド」の接種を行っています。3~8週間の間隔をおいて2回、2回の接種を終えてから概ね6カ月を経過した時点​で(標準として12ヶ月〜18ヶ月までの間に)1回の追加接種を行います。 

1968年から3種混合ワクチン(破傷風、ジフテリア、百日咳)の定期接種が開始されていますが、それ以前に生まれた方(2023年で55歳以上の方)では抗体保有率は大きく低下しており、破傷風ワクチンの接種が勧められています。

当院での1回の接種費用は税込で2,000円です。

 日本脳炎ワクチン 

不活化ワクチンである「乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン」の接種を行っています。 日本脳炎ワクチンの接種スケジュールは、3~4歳の期間に6~28日の間隔をおいて2回、2回の接種を終えてから概ね1年を経過した時点で1回の追加接種を行います[1期接種:基礎免疫の完了]。9~10歳の期間に更に1回の追加接種[2期接種]。多くの方はこの4回の接種を小児科で受けられています。

2005年から2009年の間は日本脳炎ワクチンが任意接種であったため、1995年から2000年生まれの方は2期接種を、2002年から2006年生まれの方は1期接種を受けられていない可能性があります。母子手帳などで4回受けているか確認されてください。現在20歳までは日本脳炎の追加接種が公費負担で受けられます。

日本脳炎は現在、中国や東南アジアで流行しています。地球温暖化の影響もあり日本でも今後増加することも考えられます。 

院での1回の接種費用は税込で5,500円です。

 A型肝炎ワクチン 

不活化ワクチンである「エイムゲン」を2~4週間隔で2回、更に初回接種24週を経過した後に1回、合計3回の皮下又は筋肉内注射を行っています。10歳以上を対象とした試験では2回の接種で100%に抗体が陽性となり、3回目の接種で追加免疫効果が得られたと報告されています。「エイムゲン」3回接種により5年間は予防効果が持続するとされています。「エイムゲン」はチメロサール(エチル水銀チオサリチル酸ナトリウム)等の防腐剤や免疫増強材(アジュバント)が含まれていないことが特徴です。 

当院での1回の接種費用は税込で8,000円です。A型肝炎はこちら

 B型肝炎ワクチ 

不活化ワクチンである「ヘプタバックス-II」を4週間隔で2回、更に20~24週を経過した後に1回、合計3回の皮下又は筋肉内注射を行っています。若年者ほど抗体獲得率が高い傾向にあり、40歳までの抗体獲得率は95%とされています。ワクチン3回接種後の防御効果は20年以上続くと考えられていますが、抗体持続期間は個人差が大きいことも事実です。抗体価が低下した場合には追加接種も可能です。ワクチンは酵母由来なので酵母に対して強いアレルギーのある方は接種を控えられてください。 

当院での1回の接種費用は税込で5,000円です。B型肝炎はこちら

 ​ 風疹・麻疹ワクチン(MRワクチン)  

疹抗体価がHI法で16倍以下 (EIA法で8.0未満)の方を対象に「乾燥弱毒麻しん風しん混合ワクチン」を1回皮下接種を行っています。 (医療関係者では風疹抗体価がHI法で8倍未満の方は2回の接種が勧められています)。

1979年4月1日以前に生まれた男性(2023年4月現在44歳以上)は定期接種として風疹ワクチン接種を受ていないため抗体保有率が低いとされています。

女性は妊娠中の風疹ウイルス感染を予防するために妊娠前にHI法で32倍以上の抗体価を保有していることが望ましいとされています。女性は妊娠中あるいは妊娠の可能性がある場合にはワクチン接種はできません。ワクチン接種後は2ヶ月間妊娠を避ける必要があります。もし仮に、ワクチン接種後に妊娠が分かった場合でも、世界的に見てもワクチン接種による先天性風疹症候群の発生報告はなく、人工妊娠中絶を考慮する必要なないとされています(予防接種の手引き2022-23年度版)。

当院での1回の接種費用は税込で8,500円です。

 ムンプスワクチン 

生ワクチンである「おたふくかぜ生ワクチン」の皮下接種を行っています。1回接種による中和抗体陽性転率は85〜98%です。日本小児科学会では抗体陽性転率の向上と長期持続を期待して2回接種を推奨しています。

当院での1回の接種費用は税込で5,000円です。

 【健診・保健指導】 

特定健診、就職時健診、入学時健診等を行なっています。

特定健診は空腹時採血(10時間の絶食)が必要となりますので空腹でお越しください。

特に予約は必要ありません。

当院で行なっていない検査項目が含まれていた健康診断はお受けできませんので、予めお電話ください。

特定健診にて特定保健指導が該当された方には、当院にて特定保健指導も受けられます。

 

 

 【入院・介護施設入所、介護保険主治医意見書作成】 

 

当院は一般病床4床、介護病床15床を同一建物内に併設しています。

介護病床入所には介護認定を受けられている必要があります。

介護認定に必要な、介護保険主治医意見書の作成を行なっています。近年、介護認定が厳しさを増していますので、介護認定に必要な症状を漏らすことなく介護保険主治医意見書に記載できるよう努めています。

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